現代社会は、ストレスに満ちあふれています。
このストレスフルな状況が、便秘にはとても悪い影響を与えます。
現代においては、ストレスこそが便秘の最大の原因という人さえいます。
今回は、ストレスと便秘の関係とともに、ストレスの解消法についてお話しようと思います。
ストレスが便秘に及ぼす影響
人間は、ストレスを受けると、自律神経のうちの交感神経が優位な状態になります。
これは、人間が生きていくために必要なことであり、これ自体には問題はありません。
ところが、継続的にストレスにさらされてしまうと、常に交感神経が優位な状態になってしまいます。
別の言い方をすれば、常に神経が緊張状態に置かれていることになるわけです。
こうなると、体のあちこちにさまざまな不調が出てきます。
便秘も、その一つです。
腸の排便活動は、副交感神経が優位な状態、すなわち、神経がリラックスしている状態の時に活発になります。
ですから、常に神経が緊張状態にあると、排便の動きが起こらず、これが続いてしまうと便秘になってしまうのです。
さらに、交感神経が優位な状態が続くということは、自律神経に乱れが生じていることになります。
自律神経が乱れると、腸の動きにも乱れが生じてきます。
このことにより、過敏性腸症候群などが引き起こされ、それが元で便秘になることも多いと考えられます。
ストレスの解消法
ストレスによる便秘の場合、当然のことながら、ストレスを解消することが、便秘の解消にもつながります。
ベストなのは、ご自身に合ったストレス解消法を見つけることです。
しかし、ストレスで便秘になってしまう人は、元来ストレス解消が上手でない人が多いのも事実です。
(私自身が、まさにそうです…)
そこで、ここでは、比較的誰でも取り組みやすい、ストレス解消法を2つほどご紹介したいと思います。
騙されたと思って、一度、お試しになってみてはいかがでしょうか?
お風呂に入る
まずご紹介するのは、「お風呂に入ることです」。
ありきたりですが、やはり効果は高いようです。
シャワーを浴びるだけよりは、ある程度時間をかけて入浴することをオススメします。
ややぬるめのお湯に、ゆっくり浸かることで、心を落ち着かせることが期待できます。
また、お湯の中では浮力を感じることができるため、体もリラックスさせることができます。
さらに、体をきれいにすることで、気分のリフレッシュも図れるでしょう。
本を読む
10分だけでも本を読むことで、ストレス解消ができる、という説があります。
基本的には、好きな本を読めばいいのですが、できれば、ストレスの原因となっている分野とは関係のない本が好ましいようです。
活字だけではなく、写真などでもいいとのことです。
ただ、くれぐれもハマってしまって、夜更かしにならないようにしましょうね(^^)