便秘薬・下剤を飲んでも、まったく効かない…。
便秘の辛さを解消したくて、便秘薬・下剤を飲んでいるわけですから、これが効かないとなると、かなり苦しいですよね。
今回は、そんな時の対処法について、お話していきたいと思います。
まずは、医師の診察を!
まずは、すぐに病院に行き、診察を受けるべきです。
「医者にかかりたくないから、何とかしようとしているのに、身も蓋もないことを言わないで!」
こんなことを言われてしまいそうですが、事態はあなたの想像よりも急を要しています。
そもそも、便秘薬・下剤を飲んでも効かない状態というのは、便秘だとしたらかなり深刻です。
また、腸閉塞などといった別の病気が要因になっている可能性もあります。
このように、すでに素人で対応できるレベルを超えていることが考えられます。
ですから、自分で解決しようとせず、一刻も早く病院で診察を受け、原因を突き止める必要があります。
「直腸性便秘」の可能性
- 食生活や生活習慣にもちゃんと気を配っていて、便秘になる要素がない。
- にもかかわらず、便秘になり、しかも便秘薬・下剤が効かない。
このような場合、考えられるのは
「直腸性便秘」
です。
別名では、
「スーパー便秘」
とも呼ばれています。
詳しい内容は、こちらの記事(便秘薬・下剤が効かない…。もしかしたら、○○便秘かも?)で説明していますので、ご参考にしてください。
この便秘の場合には、便秘薬・下剤はむしろ悪影響を及ぼすことがありますので、服用はすぐに止めましょう。
また、治療に際しても、個人で対応できるものではありませんので、やはり病院で診てもらうことが必要です。
「下剤依存症」の可能性
もし、日常的に便秘薬・下剤を使っていたならば、「下剤依存症」の可能性があります。
体が薬に慣れてしまって、効かなくなってしまっているのかもしれません。
こうなっては、やはり自力で解決できるものではありませんので、お医者さんの診察を受けるのが必須です。
治療法としては、すぐに便秘薬・下剤を止めることは難しいですので、徐々に減薬していきます。
急に止めてしまうと、便秘がひどくなって、むしろ体に負担をかけることになるからです。
また、精神的にも薬に依存してしまっている状況ですので、心のケアも必要になってくるでしょう。
これらに合わせて、食生活や生活習慣を見直したり、運動などを取り入れていくことで、薬に頼らずに排便できる体をつくっていきます。
<参考記事>
まさに、便秘の根本治療をしていくことになりますので、ある程度時間がかかり、根気も必要になってきます。
焦らずに、じっくり治していくことが肝要ですね。