前の記事で、便秘と冷え性の関係と、冷え性が便秘につながる原因について、お話しました。
[前の記事] 冷え性と便秘の関係~冷え性が便秘につながる原因~
今回は、冷え性が原因となっている便秘の場合の解消法について、お話していきます。
冷え性が原因の便秘の際の注意点
冷え性が原因になっている便秘の場合、一般的に便秘に効果があると言われているものが、逆効果になってしまうことがあります。
例えば、
- 腸を刺激するために、朝起きたら、冷たい水や牛乳を一杯飲みましょう
というものがあります。
通常であればその通りなのですが、冷え性による便秘の場合は逆効果です。
冷たい飲み物は、腸を冷やすことになってしまうからです。
また、
- 食物繊維を摂るために、野菜を食べましょう
というものもありますね。
このこと自体は正しいのですが、野菜をたくさん摂ろうとして、毎日冷たいサラダをたくさん食べてしまうと、やはり逆効果になります。
これも、腸を冷やすことにつながってしまうからです。
このように、冷え性が原因の便秘の際には、体や腸を冷やしてしまうことは避けなければなりません。
よく言われている解消法が仇になってしまうことがありますから、注意するようにしましょう。
冷え性が原因の便秘の解消法
冷え性が原因の便秘の場合、便秘の解消法とともに、冷え性も改善させることが必要になります。
逆に言えば、冷え性の解消法が、そのまま便秘の解消法にもなるのです。
体を温める
冷え性への対策としては、とにかく「体を芯から温めること」が基本になります。
体が温まると、血行がよくなり、腸の動きも活発になっていきます。
腹巻きやレッグウォーマー、靴下などを使って、冷えやすい部分を温めるようにしましょう。
また、入浴することも体を温める上では、大変効果があります。
[参考記事] 便秘解消には、お風呂が効く!
水分補給は温かい飲み物を
便秘解消には、水分補給は欠かせません。
この際には、温かい飲み物を摂るように心がけると、冷え性にも効果があります。
オススメなのが、生姜入りの飲み物です。
最近は、生姜紅茶など、生姜入りの飲み物がいろいろとありますので、活用してみてはいかがでしょうか?
また、朝一番で水分を摂る際にも、温かい飲み物を飲むようにしましょう。
食物繊維も温かい食事で
食物繊維も、便秘解消にはなくてはならないものです。
食物繊維を摂る際も、できるだけ温かい食事で摂るようにすると、冷え性にも効くので、一石二鳥です。
例えば、温野菜や野菜スープなどがオススメです。
生姜などの体を温める作用がある食べ物と一緒に摂ると、さらに効果が高まります。
運動も大切
運動は、便秘解消にも冷え性にも効果があります。
体を動かすことで、血行が良くなり体が温まりますし、腸の動きも良くなります。
また、筋肉量が増えることで、体が冷えにくくなりますし、腹筋が強くなれば排便もスムーズにできるようになります。
強い運動でなくても構いませんので、積極的に体を動かしてみましょう。