便秘に悩んでいるあなた。
もしかして、「冷え性」ではありませんか?
便秘と冷え性には、深いつながりがあると考えられています。
便秘と冷え性の関係
実は、便秘と冷え性の関係については、議論があります。
「冷え性が原因で便秘になる」のか、「便秘が原因で冷え性になる」のかも、はっきりしていないのが本当のところなのです。
医学的な視点では現段階では、「冷え性の人は便秘になりやすい」ですし、「便秘の人は冷え性になりやすい」という程度のこと、としか言えないのが実情です。
しかし、便秘の人の約7割が冷え性でもある、という調査もありますので、やはり便秘と冷え性には密接な関係があるといってよさそうです。
冷え性について
女性の方が冷え性になりやすい理由
冷え性というと、女性の方が男性に比べて、圧倒的に多いですよね。
なぜ、女性の方が冷え性になりやすいのでしょうか?
これには、筋肉と脂肪が関係しています。
筋肉は体を温めるはたらきがあり、脂肪には体を冷やす作用があります。
一般的に、男性の方が筋肉質になり、女性の方が脂肪がつきやすいですので、女性の方が冷え性になりやすい、ということになるわけです。
自覚のない冷え性もある!?
冷え性の症状としては、手足を始めとして体に冷えを感じる、というのが一般的です。
ところが、自覚がないまま、冷え性になっているケースもあります。
体がだるい、寝付きが悪い、頭痛やめまいがするという方は、冷えているという自覚症状がなくても冷え性になっていることがあります。
また、体の表面は冷えていないのに、内臓の温度が下がっていることがあります。
やはり、体が冷えているという自覚はありません。
この状態を「内臓冷え性」と言います。
このように、自覚症状はなくとも、冷え性になっている可能性があるのです。
なぜ、冷え性が便秘の原因になるのか?
先程、便秘と冷え性について、どちらが原因なのかについてはよくわかっていない、とお話しました。
ですが、このサイトは「便秘解消.com」ですので、「冷え性が原因で便秘になる」という方向から、お話を進めていきたいと思います。
冷え性で腸の温度が下がる
冷え性は、文字通り体が冷えている状態です。
体が冷えると、内臓の温度も下がってしまいますので、腸の温度も下がります。
腸の温度が下がると、腸内の善玉菌のはたらきが弱まり、腸自体の動きも鈍くなってしまいます。
こうなると、腸内環境が悪化し、便秘になりやすい状態になるのです。
冷え性で血流が悪化する
冷え性になると、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、筋肉の動きが悪くなりますので、腹筋の動きも悪くなります。
同様に、腸の動きも悪くなってしまいますので、便秘の症状が悪化することにつながるのです。
次の記事(冷え性が原因である場合の便秘の解消法)へつづく