便秘に効く食べ物として今回取り上げるのは「納豆」です!
納豆は苦手という方が多いと聞きますが、食べているとそのうちクセになりますよ。
実は、私もその一人です♪
この納豆、便秘にはどのようにして効いてくれるのでしょうか?
納豆の食物繊維が便秘に良い!
納豆には、食物繊維が豊富に含まれています。
100gあたり6.7g含まれていますから、同量のゴボウよりも多いことになります。
しかも、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスが、理想とされる1:2の割合にほぼ一致します。
食物繊維は、量とともに、このバランスも重要ですので、納豆は便秘解消に抜群の食べ物と言えます。
[参考記事] 便秘解消に重要な食物繊維。実は2つの種類が!~水溶性と不溶性~
なお、ひき割り納豆は皮をむいてしまうため、若干食物繊維が少なくなります。
(ただ、その分消化は良くなります。)
食物繊維を少しでも多く取りたいのであれば、丸豆の納豆の方がいいですが、そのあたりはお好みでもいいかもしれません。
大豆オリゴ糖の効果
納豆の原料は、もちろん大豆ですね。
大豆には、「大豆オリゴ糖」という、オリゴ糖の一種が含まれています。
オリゴ糖は、腸内で善玉菌のエサになり、善玉菌を増殖させるはたらきがあります。
納豆には、この大豆オリゴ糖が含まれていますので、腸内環境を整え、便秘解消に役立ってくれます。
他の大豆製品との違い
これまで、納豆の食物繊維と大豆オリゴ糖についてお話してきました。
では、他の大豆製品はどうなのでしょうか?
まず、「おから」ですが、こちらは食物繊維が豊富です。
しかし、そのほとんどが不溶性食物繊維ですので、バランスが少し悪いです。
また、大豆オリゴ糖もほとんど含んでいません。
次に、「豆乳」ですが、こちらは大豆オリゴ糖が豊富に含まれていますが、逆に食物繊維がほとんど含まれていません。
どちらも、「帯に短し襷に長し」といったところでしょうか。
なお、「豆腐」は豆乳から作られますので、ほぼ同じと考えていいでしょう。
(豆乳より水分が少ない分、栄養素が若干凝縮されているという程度です。)
なお、これらはあくまでも、便秘解消の観点から見ただけで、どれも健康には良い食べ物ですので、これらをバランスよく食べるのがベストでしょう。
納豆菌の効果
納豆のもう1つの便秘解消効果は、「納豆菌」によるものです。
これは、納豆独自のもので、他にはないはたらきです。
納豆菌は、とても力強い菌で、胃酸などで死滅することなく、生きたまま腸まで届きます。
腸まで届いた納豆菌は、腸内の善玉菌の増殖を促すはたらきがあります。
これによって、腸内環境が良くなり、結果として便秘解消に貢献してくれるのです。
納豆には、便秘解消効果の他にも、生活習慣病や美肌に効く成分も多く含まれています。
この納豆を、普段の食生活にうまく取り入れていってはいかがでしょうか?