「さつまいも」は、いかにも食物繊維が豊富なイメージがありますから、便秘解消にはよさそうですよね。
冬の寒い時期に、「石焼イモ」の声を聞くと、どうしても食べたくなってしまいます♪
ただ、気になるのは、やっぱり「オナラ」でしょうか(^^)
その辺りも含めて、さつまいもの便秘解消効果について、お話していこうと思います。
さつまいもの便秘解消効果
食物繊維
さつまいもといえば、まずは食物繊維ですね。
さつまいもは、いも類の中でも、食物繊維の含有量はトップクラスです。
また、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の含有量も、1:2の割合にかなり近いですので、絶妙なバランスといえるでしょう。
食物繊維の便秘解消効果や水溶性・不溶性食物繊維については、こちらの記事(便秘解消に重要な食物繊維。実は2つの種類が!~水溶性と不溶性~)に詳しい説明がありますので、ご参照ください。
ヤラピン
さつまいもには、「ヤラピン」という物質が含まれています。
さつまいもを輪切りにした際に、白い乳液状のものが染み出してくることがありますが、これがヤラピンです。
実は、ヤラピンが含まれているのは、さつまいもだけなんですよ。
さて、このヤラピンですが、便秘解消に大いに役立ってくれる物質なんです。
ヤラピンには、腸の動きを活発にする作用と便をやわらかくする作用があるのです。
このことによって、便が滞留するのを防ぎ、便通を良くしてくます。
さつまいもは、ヤラピンと食物繊維のダブルパワーで、便秘の解消に役立ってくれるわけですね。
さつまいもの他の健康効果
さつまいもには、便秘解消の他にも健康に貢献してくれる物質を含んでいます。
まず、ポリフェノールを含んでいますので、抗酸化作用によって、アンチエイジングが期待できます。
また、ビタミンCも多く含んでいます。
通常、ビタミンCは熱に弱いと言われますが、さつまいものビタミンCは加熱にも強い優れものです。
さらに、ビタミンEも豊富です。
ビタミンEは、過酸化脂質という老化現象の原因になる物質の発生を抑えるはたらきがあるので、やはりアンチエイジングに役立ちます。
加えて、カリウムの含有量も多く、血圧の低下を促してくれます。
さつまいもの食べ方
食べ方と言っても、特別な食べ方があるわけではありません。
普通に、焼いたり、蒸したりして食べればいいでしょう。
コツとしては、オーブンなどで低い温度でじっくり加熱すると、甘みが出てさらに美味しくなるそうです。
ここで、ぜひオススメなのが、「皮ごと食べる」ことです。
というのも、先にご紹介した、ヤラピンは皮に近い部分に多く含まれているからです。
また、皮にはデンブンを分解する酵素も含まれているので、消化が良くなり、ガスの発生も防げるそうです。
これでオナラの心配もしなくて済みそうですね♪
(ちなみに、さつまいものオナラは、デンプンを分解する際に発生するガスなので、あまり臭くはないそうですが…。)