乳酸菌と食物繊維は、どちらも便秘に効くと言われていますね。
でも、「どっちの方が効くの?」という質問が結構多いことに、正直びっくりしています。
この質問に、私なりに答えてみようと思います。
乳酸菌と食物繊維、どっちが効くかというと…?
このようにお話してしまうと、身も蓋もなくなってしまうのですが、どちらが効くかというと、「人による」という答えになります。
というのは、便秘になる原因というのは、人によって違うからです。
もし、腸内細菌のバランスが崩れていて便秘になっているのであれば、乳酸菌の方が効果的かもしれません。
また、そもそも便の量が少ないため、腸の活動が鈍くなっているのであれば、食物繊維のほうが効き目があるでしょう。
さらには、どちらも足りていない結果として、便秘になっていることも考えられます。
もっと言えば、どちらも足りているのに、他の原因で便秘になっている可能性もありますね。
そもそも、乳酸菌と食物繊維は、便秘に対して相乗効果もありますので、やはり両方摂った方がいいかもしれません。
このように、状況が人によってそれぞれ異なりますから、一概にどちらの方が効く、ということは言えないのです。
結局大事なのは…?
「では、どうすればいいの?」ということになってきますね。
結局は、やはり「バランスが大事」ということだと考えます。
乳酸菌と食物繊維に限ったことではなく、いろいろな栄養素をバランスよく摂れているか、ということです。
バランスのとれている食事を摂っていれば、乳酸菌も食物繊維も自然に十分な量が賄えていることが多いはずです。
また、便秘に効果があるのは、乳酸菌と食物繊維だけではありません。
他にも重要な栄養素はあるのです。
なので、まずは「バランス」ということを意識することが、便秘解消への近道なのだと考えます。
普段の食事を思い浮かべて…
しかし、この「バランスの良い食事」というのが、現実にはなかなか難しいわけですね。
そこで、普段の食事を思い浮かべて、「何か足りないものはないだろうか?」ということを考えてみるべきなのです。
その上で、「乳酸菌をもっと摂らなきゃ!」「食物繊維が足りてないなぁ」という答えが、初めて出てきます。
すべてのことは、原因がわからなければ、解決法も見つかりません。
口コミなどで、「○○がすごく効いた!」という話をよく聞きますよね。
それを信じたくなる気持ちもわかりますが、でも、それはその人にはたまたま当たっただけかもしれません。
ですから、まずは現在の自分の状況をきちんと把握することが、重要なのではないでしょうか?
そうすれば、意外と簡単に解決策が出てくるかもしれませんよ!