キムチは、もはや「漬物」として、日本中に浸透しましたね。
私の小さい頃は、まだ「キムチの元」くらいしかなくて、これを白菜などにかけて「擬似キムチ」として食べていたことを思い出します(年齢がバレちゃいますかね)。
さて、このキムチは便秘解消に、大いに力を発揮してくれます。
キムチは、どのように便秘解消に作用するのでしょうか?
キムチの便秘解消作用
乳酸菌
キムチの便秘解消作用の、まず第1は「乳酸菌」です。
キムチには、大変多くの乳酸菌が含まれています。
その数は、ヨーグルトにも匹敵するほどと言われます。
また、キムチの乳酸菌は植物由来の乳酸菌なので、比較的酸にも強く、生きたまま大腸まで届くことも特徴です。
食物繊維
次に挙げるられるのが、「食物繊維」です。
キムチというと、白菜をイメージしますが、他にもニンニク、ニラ、ねぎ、大根、にんじんなどの野菜が使われています。
これらの野菜には、食物繊維が含まれています。
また、トウガラシも、食物繊維が多い食べ物です。
このように、キムチを食べることで、食物繊維を補うことができるのです。
トウガラシ
キムチといえば、やはり「トウガラシ」ですね。
このトウガラシも、便秘解消に役立ってくれます。
まずは、その刺激性によって、腸を刺激し、腸の動きを活発にするはたらきがあります。
さらに、トウガラシには、体を温める作用があるため、便秘の原因にもなる「冷え」を防ぐ効果もあります。
キムチを選ぶ際の注意点
今では、多くの種類のキムチが店頭に並んでいます。
その中で、どのようなキムチを選ぶと、便秘には効果があるのでしょうか?
それは、原材料に「アミ塩辛」などの魚介系の塩辛が含まれているものです。
キムチの乳酸菌は、この魚介系の塩辛によって、生成されます。
逆に言えば、魚介系の塩辛が入っていないものは、乳酸菌を含んでいません。
実のところ、現在日本で販売されているキムチは、ほとんどのものが日本製です。
中には、魚介系の塩辛を使わずに、グルタミン酸ソーダなどの化学調味料を用いたり、酸味料を加えることで味付けしているものもありますので、注意が必要です。
また、原材料は、含有量が多い順に書かれています。
ですから、魚介系の塩辛が上の方に表示されているほど含有量が多いので、乳酸菌の量も多いと推測できます。
キムチを便秘解消に役立てたいならば、原材料表示をよく確認してから、選ぶようにした方がいいですね。
キムチを食べる際の注意点
すべてのものに当てはまることですが、やはりキムチも食べ過ぎないようにした方が賢明です。
トウガラシは刺激物ですので、摂り過ぎると胃や腸にむしろ悪影響を与えてしまいます。
また、漬物ですので、塩分もそれなりに高いですから、やはり摂り過ぎは体によくありません。
何事も、ほどほどが大切、ということですね。