便秘でお悩みのあなた。
もしかして、頭痛でも辛い思いをしていませんか?
その頭痛、ちょっと結びつかないかもしれませんが、便秘が原因かもしれませんよ!
緊張性頭痛と便秘の関係
緊張性頭痛とは
緊張性頭痛は、頭痛全体の大半を占める頭痛です。
頭を何かで締めつけられているような、鈍い痛みが特徴です。
ただし、動けなくなるほどの激痛ではなく、逆に体を動かすことで痛みが軽減されることもあります。
頭全体や後頭部に痛みがあり、肩や首の凝りを併発することも多いです。
さらに種類として、ときどき頭痛がする「反復性緊張型頭痛」と、毎日頭痛が起こる「慢性緊張型頭痛」があります。
頭痛が起こるしくみ
さて、この緊張性頭痛ですが、実は便秘が原因になっていることがあるんです。
便秘と頭痛に関係があるなんて、普通はなかなか思いつきませんよね。
便秘によって緊張性頭痛が起こるしくみは、以下のとおりです。
便秘になると、腸内で悪玉菌が優位になり、悪玉菌が有害物質が発生させます。
この有害物質には、アンモニアやインドールといった疲労の原因となる物質もあります。
このような物質が、長期間排出されなずに溜まってくると、最終的には腸の血管に吸収され、血液と一緒に体中を巡っていきます。
そして、体のあちこちの筋肉に疲労物質が溜まっていくことになり、筋肉が緊張して、痛みや凝りが起こります。
これが、頭の周辺の筋肉で起こった場合、頭痛として現れることになるわけです。
また、もう1つ理由が考えられます。
肩や首、背中などの筋肉が緊張すると、血流が悪くなるため、脳をめぐる血液量が減少します。
すると、血流を多くしようとして、脳の血管が広がります。
結果として、この広がった血管が、周辺の神経を圧迫することで、頭痛が起こることになるのです。
解消法
このようなしくみで起こった頭痛は、直接的には筋肉の疲労物質によるものです。
ですから、筋肉の疲労物質を取り除くことができれば、解消することができます。
例えば、揉みほぐしたりといったマッサージや筋肉を伸ばすストレッチなどをすれば、一時的には改善する場合もあるでしょう。
しかし、これはあくまでも短期的な解決でしかありません。
やはり、最終的には、根本の原因である便秘を解消することが必要になるのです。
便秘の原因を探し、それに対する処置をすることになります。
便秘の解消には、以下の「基本的な便秘解消法」の記事が参考になると思います。
[参考記事]
即効性はないため、少し根気がいるかもしれませんが、実際のところは、一歩ずつ改善していくのが、解消への近道です。